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【「後藤邸」自由内覧!葉山芸術祭で驚きの出展に立ち会ってきました】
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こんにちは!第一建築事業部の尾見です。
葉山に勤務して早8年。『葉山芸術祭』の存在は知っていながら、実はこれまで一度も足を運んだことがありませんでした。
そんな私が、今年の芸術祭で思わず目を疑うような出展情報を目にしました。
出展エリア:逗子
ジャンル:建築
出展No.:4
出展名:後藤邸 open house
ん? 後藤邸!?
もしかして、私が日頃からお世話になっている、大好きな建築家・後藤さんのご自宅!?

実はこの「後藤邸」、昨年末にもBSテレビ東京『となりのスゴイ家』やテレビ朝日『渡辺篤史の建もの探訪 祝!35周年新春スペシャル』で紹介された、知る人ぞ知る名建築なんです。
それをなんと、無料・自由に内覧可能として芸術祭に出展されていたのですから、本当に驚きました。
この建物は、建築家・後藤武氏と後藤千恵氏が自ら設計・居住する自邸兼事務所。神奈川県逗子市に位置し、2023年度のJIA優秀建築賞を受賞。『新建築住宅特集』や『ENGINE』など多数のメディアにも掲載され、建築界から高い評価を受けています。
後藤武氏は1965年、横浜生まれ。東京大学大学院工学系研究科博士課程を単位取得退学後、隈研吾建築都市設計事務所などを経て、2007年に後藤武建築設計事務所を設立。2020年には著書『鉄筋コンクリート建築の考古学』で日本建築学会著作賞も受賞されている、知性と実績を兼ね備えた建築家です。
「後藤邸」は、崖地(イエローゾーン・レッドゾーン)という厳しい敷地条件を逆手に取り、自然との共生をテーマに設計されています。上下に2つの箱を重ねた構成で、内部は3×3のグリッドに基づく梁や間仕切りにより、光と空間のリズムを生み出しています。
下部は人が過ごす居住空間、上部は猫と光がまどろむ空間として設計されており、抽象的な幾何学と自然要素が見事に融合しています。特に、約2万冊の本を収蔵できる吹き抜けのライブラリーは圧巻。建築家であり、美学・美術史の研究者でもある後藤氏の知的好奇心が表現された空間です。



そんな素晴らしい自邸が、4日間限定で一般公開。しかもご夫婦おふたりで来場者対応されるとのこと。心配と興味が入り混じり、ゴールデンウィークのお休みを利用して、お手伝いに行ってきました!
予想通り、開催前から見学希望者が列をなし、会場は大盛況。
著名な建築家の方々も続々と訪れ、私自身もとても刺激的で充実した時間を過ごすことができました。



そして、最後にお知らせです!
6月21日(土)・22日(日)に開催される弊社主催の建築家相談会にて、後藤武さんのセミナーを開催予定です!
逗子・葉山エリアで崖地などの難しい条件で家づくりを検討されている方には、必見の内容となるはずです。
詳細は、今後このブログでも随時お知らせしていきます。
ご興味のある方は、ぜひ尾見までご連絡ください!