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カラビナ

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北澤 和典

2020.03.25
皆様こんにちは、スターホーム アウトドアー冒険山海大好き!北澤です。 ※先日、2歳の孫に『じい様』と呼ばれちょっとショック・・・。息子のお嫁さんの親御さんには『じぃじぃ』と言うらしい。なんで私は『じい様なんだぁ!』どうせなら『じいじい』が良いなと思う今日この頃です。因みにうちの嫁の事を『せんせい』と言う。ばぁばぁではなくお年を召した方には”せんせい”らしい。保育園からの影響との事。 本日はカラビナについてのお話。山や海をやらない人でも知っていると思いますが物をぶら下げたりカギをぶら下げたりする金物です。 十数年前のお話です。現場でジャッキを利用して重い材料を2階まで持ち上げるのに量販店で買った手の平にの中に納まるステンレス製の頑丈そうなカラビナにロープをかけて足場の単管パイプを利用して持ち上げたところ1m程上げた位置でカラビナがビシっと言う音とともに伸びて壊れてしまいました。まだ山も海も経験のないころだったのでカラビナは丈夫な物、簡単に壊れない物として認識していました。『こんなんで登山やアウトドアー使用しているのか・・・怖いな』そう思っていましたが後でカラビナには種類があり限界があるという事をしりました。 写真は有名なブラックダイヤモンド製品 山で使用するものはカラビナ本体に25Nとか8Nなどの表示と矢印がカラビナ本体に書かれています。これはどの方向なら〇〇Ntまでなら耐えられるという意味になります。それも静かに荷重をかけた状態での数値。この25Nですが【25ニュートン】という意味になります。上記の数値を例にすれば縦方向に使用で約2.500キロまで耐えられる、横方向使用で約800キロまでといった具合です。使う向きによっても強度が全く違います。 しかしこれをうのみにしてはいけません。登山で使用する場合、これに落ちた時の加速度(1秒間に9.8)がプラスされるのです。例えば80キロの人が4秒間落下してカラビナに衝撃が加わったとします。80キロ×4×9.8=3.136キロ。2.500キロまでしか耐えられないカラビナは破壊されます。これを軽減するために登山用ロープがあるのです。これは衝撃が加わると伸びるので衝撃も和らぎます。カラビナにかかる衝撃も少なるという事になります。ロープ(ドイツ語でザイル)もカラビナと一緒でどんなものでも良いとは限らないのです。お値段はお高いですが山のスポーツの時は信頼性のあるロープをお勧めいたします。 この登山用品ですが山だけでなく震災時の避難に使われると便利です。カラビナに関してですが頭の片隅に入れておいて頂ければ1つの命を救えるやもしれません。 そんな思いで書いております。 是非、覚えておいてください。  

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