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尾瀬に行った話~第1話 やがて絶望という名の雨~

2021.10.28

こんにちは、佐藤です。

コロナも大分落ち着いてきて、少しづつ人の動きが活発になり始めましたね。
かといっても油断は禁物。対策をきちんとしていきましょう。

さて、先日1泊2日で尾瀬に行ってきました。
(今回の記事は尾瀬の地図を見ながらだとかなり楽しめます)
「みずばしょおーのはなが、さいている」の尾瀬ですね。
行ったときは全然水芭蕉の季節ではなかったのですが。

初めての高原地帯のトレッキングということで、アウトドアの権化(?)北澤隊長に何を着てけばいいかアドバイスをいただきいざ入山!

1日目。
入山時刻は14時。
50代後半の両親と20代前半の娘息子の4人での旅路です。
この日は天気が若干怪しく、入山直前は雨が降っていたという初心者には少々不安があるコンディション。鳩待峠より入ったのですがしょっぱなの岩道で母親がよろけるよろける…

「こりゃあ最初にしりもち付くのはお母さんだね!」なんて笑いながら進んでいったのですが

突然「ぎゃあ!」という悲鳴。案の定母親か!?と思いきや最初に転んだのは何を隠そう私でありました。

あの木製の道のちょうど間

そこに足を思いっきし突っ込んじまったんですね…恥ずかしい…

歩いて歩いて山の鼻についたのは15時半。目標の東電小屋まで残すところ2/3のところです。まだまだあるなあ…と絶望しながら歩いていたら橋の近くに尾瀬の住民が…

シカちゃんがのんびりお食事をしていました。これにはみんなにっこり。

さて、のんびり歩きたいところですがいよいよ天気が怪しくなってきました。遠くから聞こえる雷鳴。すれ違う人も減ってきてなんだか不安ばかりが募ってきます。

こんな絶景もあるというのに4人の頭の中は「山小屋はどこだ」と思うばかり。
牛首あたりまで来る頃には土砂降り。お互いの声もまともに聞こえません。時刻は16時。
そろそろ山小屋の人も心配し始めるころ。

ここからはもう邪念を捨て歩くのみ。
ただひたすらに広がる湿地帯に絶望と虚無感を抱きながら歩きました。
近づく雷鳴、たたきつける雨、離れ行く同行者(さすがに定期的に振り向いて安否確認しながら行ってます)

17時ごろ、ヨッピつり橋を越え、やっと、やっと東電小屋が見えてきました…!
思わず走る私と父親。目指すは東電小屋、あったかいお風呂!!!

やっとこさついて夕食にありついたのは19時。人生で一番白米が美味しいと感じた夕食でした。

次回は2日目。これでもかというほどの絶景が続く尾瀬。
壮大さがグーで殴ってくるその様子をお届けします。

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