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【藤沢市の名建築】

ライフスタイル

尾見 和敬

2023.07.01

こんにちは、アーキテクト事業部の尾見です。
藤沢に住まいをかまえ十数年、職場も湘南T-siteになり、地元藤沢(辻堂)が中心の生活になりました。ふと、藤沢市の有名建築物といえば、長谷川逸子先生の「湘南台文化センター」や槇文彦先生の「秋葉台文化体育館」などの施設系建築が頭に浮かびます。


そんな中、藤沢市民会館内に移築保管され、登録有形文化財にもなっている、遠藤新先生の「旧近藤邸」を見学してきました。

建築家「遠藤新」先生は、1914年(大正3年)に帝国大学を卒業後、帝国ホテル(旧館)の設計で知られるアメリカの建築家フランク・ロイド・ライトに6年間師事し、その思想を学ぶと同時に、日本の生活と風土に合わせた独特の様式を編み出しました。常に建築と人間との調和を考え、西欧の模倣ではない「真の日本の住宅」を追い求めた建築家です。

遠藤新先生の手掛けた建築は数多く、スターホームのひざ元葉山にも、登録有形文化財になっている、「葉山加地邸」があります。ここは今、宿泊施設として一般利用できるようになっています。機会があれば一度宿泊してみるのもいいかもしれません、時代がタイムスリップしたような素敵な空間に包まて過ごす贅沢な時間かもしれませんね。

葉山 加地邸

今回見学した「旧近藤邸」は、関東大震災の直後の1925年(大正14年)、藤沢市辻堂の松林に別荘として建てられ、和洋折衷の代表的な建物といわれています。所有者の変更などで、老朽化に伴って取り壊しが決定されましたが、住民や建築家より保存を望む声があがり、保存運動の結果、藤沢市によって移築保存されることになった建物です。

何点か写真にてご紹介させて頂きます。とにかく居心地のよい空間とシンプルな素材感、考え抜かれた比率、よいしょに見られるロイドの雰囲気など楽しい時間を過ごしました!

見学無料ですのでご興味ある方は、弊社T-siteにお寄りの際にでも立ち寄ってみてはいかがですか?(笑)

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