Several

エントランス

玄関ドアを開けると広がるエントランス空間は、土足部分も同じタイル仕上げとして、奥行き感を演出。
突き当りにガラスを設けることで、抜け感を演出している。

可能な限り、LDK空間を広くするために階段はエントランスへ配置。
写真右に移る黒いドアは、ガレージへアクセスが可能。
ガレージ

エントランスから繋がるガレージ。
内部は木毛セメント板で仕上げた。
内部は車だけでなく、施主様の趣味のサップ・サーフボードの収納にも最適。
リビングルーム

エントランスホールから扉を開けると、LDK空間へと繋がる。
手前にリビング、奥にダイニング～キッチンへと繋がる。
への字に折れ曲がっている建物配置のため、奥行き感を感じられかつ、奥はどのようになっているのだろうという気持ちを持たせるような空間となっている。
吹き抜け空間もあるリビング空間は横の長さと、縦の天井の高さでぼやけた空間とならないよう、天井には床材と同じチーク材を使用して空間を引き締めた。
　　
リビングルーム

リビングはゆったりくつろげる、ラグジュアリーな空間にするため、ダイニングよりも１段下げて空間を設計した。
また1段下げた部分は、エントランスからの繋がりを考慮して同じタイルで仕上げることにより、エントランス～リビング～ダイニングキッチンのすべての空間の一体感を設計した。
ダイニング・キッチン

グレーと黒で空間を統一した。
キッチン奥にある扉は、洗面所とフリース―ペース。
多数の来客の際には、フリースペースをセカンドダイニングとしても活用が可能。
吹き抜け

リビング上部の吹抜け空間とつながる２階の廊下。
幅を広く確保することで、椅子を置いて本を読む等など１つの空間として利用ができる。
フリースペース

吹抜け空間の横には、腰壁で区切られた小さなフリースペース。
屋根の勾配に合わせて天井を作っているので、落ち着いた空間に。
ここは、書斎、寝室、ストレッチルーム等多目的に利用できるスペース。
当初は壁で囲うという案も出た中で、オープン空間にしておくと可変的に使用することができるので「こういう風に使う部屋」という固定概念がなくなる。
2階バルコニー

バルコニーは屋根の中に作っているので、外から見るとバルコニーの存在には気づかない。
プライべートを確保できるバルコニーとなった。
バルコニー前

バルコニー前のスペースにはミニキッチンを設置。
奥に、フリースペースを設けておりここに宿泊するゲストやバルコニーにいる人が使用できる。
外観

広いからこそ生まれてくるスペースを、植栽や、庭として活用し室内と繋げることにした。
結果、建物で庭を包み込むような計画となった。

１階のLDKからデッキを設けた。
室内と同じ床の高さでデッキが続いていくので、室内にいるときに伸びやかさを感じられる。
デッキも１段ではなく、横長に階段状にしており、ここがベンチのような役割を果たす。
ふと、外に出て段差に腰掛けコーヒーを飲んだり、お酒を嗜んだりする時間は格別だと思う。