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屋根の納まり
施工現場より
みなさんこんにちは。
今回は先日横浜の現場で学んできた「母屋下がり」についてのお話。
「母屋下がり」とは・・・外側の桁の天端が、他の桁よりも下がった状態。
これをみて思わず、なぜ桁下がりじゃないのだろうと思いました。
調べてみると、下がっている部材自体は桁ですが、
母屋間隔の一つ分を落としているという意味から、母屋下がりなのだとか。
では、どういう時に使われるものなのか。
基本的には、高さ制限等の規制を回避するために施されるもので、
下の図の右側の様に、斜線に当たりそうな時に屋根の位置を下げます。
現在施工中の横浜の現場でも一部が母屋下がりになっています。
ただ今回は斜線を考慮したというよりも、
桁がずれている部分の屋根を、棟の高さをずらさずきれいに納めるため、という事でした。
( ↓↓↓斜めの部分が母屋下がり部分 )
( 遠目から見ないと分かりづらいですね。。。 )
この「母屋下がり」について、
理解するのがとても大変でした。。。
ですが、屋根の納まりが建物の顔に大いに影響することも再認識することができました。
また何度も悩むのだろうな~と思いますが、
根気強く頭に詰め込んでいきたいと思います。