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焚火シートについて考えてみた

アウトドア

北澤 和典

2023.02.22

皆様、こんにちは。CPF事業部の北澤です。

今回は焚火シートについて自分なりの意見をお話します。

巷では自然保護の観点から『焚火シート』という物が売られています。
『焚火シートがあれば地面にいる微生物も殺さないし自然保護してるじゃん!!』っと思ている方。
実際に焚火シートを使って今流行りのロースタイルな焚火台で焚火をしてみてください。

↑ この様に火災に繋がる焦げができあがります。考えてみればわかる事なのですが、あの薄い布1枚で熱が下に伝わらない・・・はずがありません。焚火ーシートだけで満足している方、知らないうちに自然を破壊しているかもしれませんね。土なら表面が焼かれて土器の様に硬くなり微生物も死にますよね。芝生であれば真っ黒こげでポッカリと穴が開いた状態になります。たった一度の焚火で・・・。
悲しいですよね。

良く写真を見ると焚火シートを敷いた後も残っています。油や何かをこぼした後も・・・。
『来た時よりも美しくして撤収する』それがキャンパーの掟。
当サイトには、地図やチェックイン時の登録画面、HP、その他にも『焚火シートと当サイト常設の防火板を重ねて使ってください』と書いているにも関わらず、この様な焦げをつける人がいます。
また、この様な焦げを作る人に限って上記写真の様に汚れたまま、黙って帰るをしています。

これから焚火シートを買う人、持っている人に伝えたいです。
焚火シートは工夫して使わないとただの布です。万能ではないんです。
・砂利をぱらぱら撒いた上(空気層)に焚火シートを敷いて使う
・薪を数本地面に敷いて並べて(空気層)その上に焚火シートを敷いて使う
・焚火シートを1枚ではなく何層にもして使う(大きい物なら4つ折りができます)
・焚火台と地面との距離を稼ぐために足が長い物に変える
・焚火台の下に水で練った土を粘土状にして熱を遮断する
・防火板+焚火シートを敷いて使う
まだまだ工夫次第で色々と考えられますよね。自然を壊さず楽しく焚火ができるかを考えながらキャンプ場で過ごすのが楽しいのですが・・・今はキャンプの風習が変わってきたのでしょうか。

当サイトで多いのが、地面に近い焚火台、地面に直接置くネイチャーストーブや火起こしの放置で
焦げができている事が多くあります。

火事になってからでは遅いのです。自然が破壊されてからでは遅いのです。

キャンプを楽しむなら、自然を求めて出かけるのであれば来た時よりも綺麗にして帰る。

海から上がりペットボトルのゴミを拾ったり、浜に転がるゴミを持ち帰るサーファーの様に

振り返り自然敬意をはらい海に向かって一礼して帰るぐらいの気持ちで自然と接してほしい。
未来の子供たちへ自然を綺麗なまま残すためにも今生きている人々で自然を守っていけたら素敵ですよね。

キャンプギアの使い方・・・自分なりに工夫していかに自然を汚さず楽しめるかを念頭においてキャンプをお楽しみください。

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