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バリアフリー住宅を建てるために抑えておきたいこと
一戸建て
家は誰もが住みやすい、快適に過ごせる場所であるものです。
しかし、建てたときは快適でも、年齢を重ねていくうちに、手が届かないだとか、移動がしにくい等の問題が発生します。今はいないかもしれないけれど、もしかしたら身体に障害を持つ家族も出てくるかもしれません。
そんな時に備えて、今から家づくりをする人も、すでに家づくりをした人も、これからバリアフリーにリフォームを検討している人にも役立つ「バリアフリーの家づくり」について紹介します。
ぜひ最後まで、ご覧ください
目次
1.バリアフリーに必要なのは「安全性」「利便性」「快適性」
バリアフリーの家づくりを叶えるには「安全性」「利便性」「快適性」が確保された家になっているかどうかが大切です。
「安全性」とは、転倒や、ぶつかってけがをする、無理をした設備の使い方によるけがなどを防止することです。例えば、段差に躓いてけがをしないようにフラットにする、等があります。
「利便性」とは、移動や設備を使う際に不便を感じないこと。例えば車いすの人でも届きやすいようにスイッチの高さを低くする、等があります。
「快適性」とは、住んでいて不快に感じないようにすること。例えば温暖差が激しい家は、お年寄りの体に大きな負担がかかります。
2.安全性の高い家づくりアイデア
・段差のない家
段差をなくし、フラットな床にすることで、転倒防止になります。実は大きな段差よりも小さな段差の方が気づきにくいため転倒事故が発生しやすいです。
リフォームでは、床を上げる工事やスロープを付ける工事などで対応ができます。リフォームが難しい場合は市販の段差を解消できるグッズをつけたり、段差をわかりやすくする（色を変える等）をする、といった対策があります。
・手すりの設置
階段や玄関などの大きな段差がある場所に手すりを設置することで、バランスを崩して転倒する等の事故を防止することができます。ほかにも、滑りやすい場所（浴室など）、立ち上がる動作が伴う場所（トイレ、普段座って過ごす場所の近く）にも設置すると安心です。
・転んでもケガしにくい床材
万が一転倒してしまっても、けがをしにくい床材を採用しましょう。例えばカーペットや畳などは衝撃吸収性がいいといわれているため、転んでも比較的衝撃は少ないです。（それでも場合によってはけがをしてしまいます）土間やフローリングは衝撃吸収性が低く、転倒すると大きな衝撃が体に伝わります。できるだけ、転ばないような対策を講じておきたいですが、万一転んでしまった時のけがは最小限に済ませたいですね。
（※車いすを利用する場合はむしろ固い床の方が、移動がスムーズかつ床が傷つきにくい場合があります）
3.利便性の高い家づくりアイデア
・設備の高さ
車いすや、腰が曲がっている方、立つのが大変な人にも使えるように、キッチンや洗面台、収納棚、スイッチ、窓のカギの高さを低く設定しましょう。
キッチンや洗面台に関しては、座っても足元がごちゃごちゃしないように、収納は外して筒抜けになっている状態にすることをお勧めします。
・廊下の幅やドアの間口を広くとる
車いすの人や、歩く人を介助する方が通りやすいように廊下やドアの間口を広くとりましょう。一般的な廊下の広さは約78cmといわれており、これは車いす1台がやっと通れるくらいの幅です。90cm程度確保できると余裕が出てきます。
・ドアを引き戸にする
引き戸にすることで、車いすの人でもドアの開閉がスムーズになります。また、最近ではゆっくり閉まる引き戸も登場しているので、急にドアが閉まってけがをする、といった事故も防ぐことができます。
4.快適性の高い家づくり
・温度差のない家
特に冬場は暖房が聞いている部屋とそうではない部屋では極端に室内温度が異なるため、体に大きな負担がかかります。全館空調を導入することで、部屋全体が温まり、温度差によりヒートショックを防ぐことができます。全館空調の導入が難しい場合は、特に温度差が激しくなり、ヒートショック現象が頻発する脱衣室に暖房器具を置くだけでもいいでしょう。
・豊富な収納
衛生用品や道具などが仕舞い切れなかったり、すぐ取り出せるようなところに収納を設置するすることで、普段の何気ない動作もストレスなく行うことができます。
まとめ
いかがだったでしょうか？
お年寄りや障害をもつかただけではなく、住む人全員にとっても快適に過ごすことができるバリアフリー住宅をご紹介しました。
これからお家を建てる人も、バリアフリーにリフォームを検討されている人にも参考になるアイデアがあったのではないでしょうか。
スターホームでは、新築・リフォームの両方でバリアフリー住宅のご相談が可能です。
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