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住むならどっち?あなたは、持ち家派? それとも賃貸派?

家づくりにまつわるお金

柳本 正雄

2023.03.27

桜の時期ですね・・・。

ぽかぽか陽気のなか。

ぼーっとしてみたい。

プロジェクトマネージャーの柳本です。



我が家は、早いもので、今年で築13年。

土地探しから地鎮祭~上棟~完成まで。

楽しかったなぁ。

地盤調査やってます!

配筋検査やってます!

基礎完了&配管工事

工事中しか見ることができない小屋組

上棟式の様子

完成見学会の様子

懐かしい・・・。
これからは、メンテナンスも気にしなければいけない時期になります。



同時期に建てていただいたお客様の家で、給湯機が壊れたとか・・・
外壁の塗装替えをしたとか・・・


修繕費用もかかりますね・・・。



私の友人は家を所有しない。いわゆる「賃貸派」。

「賃貸」のメリットは、仕事や家族の変化など、ライフスタイルの変化に対応

しやすいといわれます。

修繕費用も必要ありませんね。


先日、新聞で面白い記事を見つけました。

「持ち家」か?「賃貸」か?

住まいについての永遠の課題でしょうか。(笑)

三井住友トラスト・資産のミライ研究所がまとめた

首都圏を想定し「持ち家」と「賃貸」それぞれ50年間にかかる総費用の

シミュレーションでした。

「家」を所有するために必要な費用は、

人生最大の買い物と言われる「住宅ローン」の返済額、諸費用などと

固定資産税や修繕費があります。

「賃貸」では、家賃、更新料、引越し費用などですね。

結果は、「賃貸」の方が安くなる!


「持ち家」の総額は・・・8,310万円。

「賃貸」だと、8,235万円。

50年間でその差額は、わずか75万円。


以前は、「持ち家」の方が安かったようですが、

しばらく続いている景気停滞のなかでも、住宅価格は上昇していて、

結果、逆転したのだとか。

ただ、制度変更が多い「住宅ローン減税」は考慮していないため

現状の減税規模で制度が続くと、「持ち家」の方が、やはり安くなるようです。


そこで理解しておきたいのが、住宅ローンの「金利」です。

シミュレーションでは、年2%としていますが、過去には、年7%の時代も。

今は、じわじわと金利が上昇している感じです。。。

金利が、1%変わるだけで、総額で数百万円もの違いが出てきます。




なので、総額で判断というよりは、それぞれで費用が必要になるタイミングを

知っておくことが重要になります。


「持ち家」では、購入時の頭金や築年数が経った時の修繕費など、

一時的に大きな支出がありますが、「賃貸」での支出は、ほぼ一定。

持ち家は、そのタイミングを知り、準備をしておけば大丈夫。


賃貸では、支出がほぼ一定となりますが、

年齢を重ねてからもその支出が続くことが注意点です。

また、高齢になった時に、自分が住みたい家の賃貸契約が継続できるかどうか。。。

現在の賃貸住宅では、高齢者の入居に否定的な部分もあります。


そこで、視点を変えてみると、

ひとつの考え方として、「持ち家」(住宅)は、「資産」であるということ。

最終的な「資産」として活用した収支で考えると、「賃貸」との違いがでてきます。

「持ち家」の将来の選択肢として、売却や賃貸にまわすなど、

「不動産としての資産形成」が可能です。

資産価値は、立地条件や建物の状態に左右されることを理解しておく必要がありますが。

「持ち家」と「賃貸」の違いには、住まいとしての「広さ」もあります。

総務省の調査では、持ち家は100㎡以上が57.6%となるのに対し、

賃貸は、49㎡以下が61%となっています。

ファミリー向けの賃貸では、広い物件が少ないということになりますね。

今のインフレ傾向の中でも、家賃の急上昇は目立たないようですが、

立地や広さ、設備などで条件が整った優良物件の家賃は、いろいろなものが

値上げしているように、これからは上がっていく可能性が高いといわれています。


どちらが損か得かではなく、ライフスタイルに合わせた選択をすること、

そして、現在の不確実な時代のなか、柔軟な考え方ができるようにしておくことが

大切ですね。

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