スタッフブログ

台風シーズン到来 | 建てる前も建てた後も気にしたい「台風対策」 | 新築 | メンテナンス

家づくりにまつわるお金

スターホーム広報室

2023.06.30

台風シーズンがやってきました。

ここ最近は毎年のように台風による住宅被害のニュースを目にします。

今回はそんな「台風」に対して、家を建てる時から対策できること、住んでから対策できることをまとめました。

日本に住んでいる以上避けては通れない台風対策。

ぜひ最後までお読みいただき、住まいの参考にしてください。

目次

  1. 1.土地探しの時にできること
  2. 2.家を建てる時にできること
  3. 3.住んでからできること
  4. 4.まとめ

1.土地探しの時にできること

1-1.土砂災害危険個所を確認する

国土交通省ホームページや各自治体の防災関連の課に行けば、どの場所が大雨や台風等で災害が発生しやすいかを確認することができます。可能な限り、該当しない地域に家を建てることで、被害を抑えられます。

1-2.災害が発生しやすい土地形状を知る

土砂災害が発生しやすい場所で代表的な特徴は以下の4つです。

〇扇状地
山間部の大雨によって山崩れが起こると、土石流が扇状地(川が山地から平地へと流れ出るところにできた扇状の土地)を直撃する可能性があります。

〇山岳地帯
大雨や地震によって山崩れが発生します。樹木の少ない山間部では土石流の危険が大きくなります

〇急傾斜地
急傾斜地では崖崩れに注意が必要です。崖崩れは、豪雨等によって突然起こりますので、早めの避難に心がけましょう。

〇造成地
盛土地では、地質・地形が不安定なので、大雨が降ると地盤がゆるみ崩れる危険があります。水抜きの穴から濁った水が出始めたら要注意です。

1-3.護岸工事や防潮堤の整備がきちんとされているか確認する

海岸沿いに住む場合、防潮堤や護岸の整備が行われている地域を選ぶことが安全です。これにより、高潮や波浪による浸水被害を軽減することができます。

1-4.過去の台風被害を調べる

検討しているエリアの過去の災害被害情報を調べることで、土地選びの参考にもなります。また、建てる時の設備や構造を検討する際にも、有益な情報になります。

2.家を建てる時にできること

2-1.耐風性のある建材を使う

台風による風圧や雨風に耐えうるものを使いましょう。
屋根であれば、防災瓦、金属板、スレート屋根が比較的耐風性があるといわれています。
外壁材も防水性が高いものを使うことをおすすめします。
シャッターも、風によって飛んでくるもので窓が割れてしまうことを防ぐことができます。

2-2.設計に工夫を施す

設計を工夫することで、被害を抑えることができます。

例えば、形状を長方形など限りなくシンプルにすることで、台風による変えの被害を抑えることができます。風の抵抗を抑えるという観点では、平屋にすることでも風の影響を抑えやすいです。

また、浸水の恐れがある場所で建築をする場合は、基礎を高くすることで居住部分の浸水を防ぐことができます。同じような発想で、3階建てにして上層階に生活スペースを設計することで1階部分が浸水しても生活できるようにする、なんていう工夫もできます。

2-3.本当に飛ばされたくないものは室内にしまえるようにする

屋外に置くことも多い車や自転車などは、風の力で簡単に吹き飛んでしまうこともあります。屋内ガレージを設置したり、玄関スペースを大きくとって室内に収納できるようにして、大切なものがどこかへ行ってしまわないように、飛んで行ったものがほかのお家にあたって被害を与えてしまわないように対策をしましょう。

2-4.太陽光発電システムや蓄電池の設置を検討する

災害が発生すると、停電なども発生する可能性があります。太陽光発電システムを備えておくことで自宅で電気を賄うことが可能です。また、蓄電池を併用すれば作った電気をためておくことが可能なので、長期的な停電にも対応することができます。

3.住んでからできること

3-1.屋外設備を固定する、しまう

エアコンの室外機やガーデンチェアなどはしっかりと固定するか、屋内に移動できるようであれば事前にしまっておきましょう。台風の風力はすさまじく、しっかり固定していたつもりでも、場合によっては簡単に吹き飛ばされてしまいます。例えば、ペグで打って固定した簡易的なビニールテントも簡単に飛んでいきます。大事なものを守るために、ほかのお家に被害を出さないためにも、固定したり、屋内にしまっておいたりしましょう。

3-2.避難の準備を普段からしておく

避難場所の確認や防災袋の準備、緊急時の連絡手段を定期的に確認しておきましょう。

特に災害が起こることで発生しやすいものに「断水」があります。飲料水の用意はもちろんのこと、トイレなどの生活用水を確保するためにも、台風が来るとわかった時点でお風呂にお水をためておくなどの備えをしましょう。

3-3.定期メンテナンスを怠らない

業者さんによる定期メンテナンスと合わせて、自分自身でも住宅の様子を確認しておきましょう。外壁にひびや傷が入っていないか、雨漏りの予兆がないか、エクステリアは台風が来ても飛んで行ったりしないか等を確認します。異変を見つけたときは速やかに修繕依頼を。小さい異変のうちに対策すれば、費用も小さく済みます。

4.まとめ

今日は台風対策についてまとめました。

日本に住んでいる以上、避けては通れない台風被害。実際に被害に合うことになってしまったとしても、できる限りの対策を講じて被害を最小限にとどめたいですね。

スターホームでは、台風に強い家づくり、台風対策のためのリフォーム、台風対策を念頭に置いた土地探しまでお手伝いしております。

以下のボタンからお気軽にお問い合わせください。最後までお読みいただきありがとうございました!

Category

アーカイブ