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プリマレポート その6

施工現場より

岩間彩夏

2023.08.07


先日はプリマの現場で断熱材を見て来ましたのでご紹介したいと思います。


このプリマで使用する断熱材は、
 ・発泡ウレタン
 ・ロックウール
 ・グラスウール
の3種類です。

この3つを目で確認してきました。
今回屋根裏の断熱に使用される発泡ウレタンに関しては、初の見物です。
吹き付けたところからモクモクと膨らんでいく様子が面白くて見入ってしまいました。

屋根裏に使用される発泡ウレタン

職人さんの姿からもわかるように
洋服やヘルメットについてしまうと中々取れない様なので
遠くからの見物が大切ですね。

たまたま私の近くに落ちて固まって転がっていたウレタンがいたので、拾って触感を確認。
想像以上に硬くなっていてびっくりしました。
見た目はふわふわしていそうなのにギャップがすごい。。。




では3種類の断熱材について特徴をご紹介したいと思います。


・発泡ウレタンフォーム
 〈特徴〉断熱性に優れ、水分に強い、といった特徴をもつ発泡プラスチック系の断熱材。
     小さな泡の集合体となっていてその気泡の中には
     熱を通しにくいガスが封じ込められている。
     ただし施工コストがかかる点がデメリット。
     
・ロックウール
 〈特徴〉断熱性能・防音性能が高い、鉱物を原料とした無機繊維系の断熱材。
     吸音性能は、低音域において優れた性能をもつ。
     ただしグラスウールと比較すると施工コストがかかる、
     湿気に弱く水分を吸うと断熱性能が低下する、といったデメリットがある。

・グラスウール
 〈特徴〉ロックウールと同様に断熱性能と防音性能が高い無機繊維系の断熱材。
     低音域の吸音率が高いロックウールに対し、高音域において優れた吸音性能を持つ。
     体に優しいなどの特徴もあり、国内では一番使用されている。
     ただ高い施工精度を必要とし、ロックウールと同様に湿気に弱いため、
     防湿層を設ける必要がある。
 

界壁面に使用されるロックウール
外壁面に使用されるグラスウール


今回調べてみて、ロックウールやグラスウールの様に同じような性能を持った断熱材でも
施工精度によって性能の差が出てきてしまうという事を学びました。

今まで断熱材名前と見た目を一致させることすら大変でしたが、
特徴を知ったことでそれぞれを認識することができました。笑

今後の現場でも材料1つ1つのメリットデメリットを理解し、
正しい判断を身につけて行きたいと思います。



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