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家族との約束

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北澤 和典

2023.11.28

震災時の約束(長文です)
皆様こんにちは、妙な季節でまだ夏日や秋なのか冬なのかわからない気候が続いてます。体調管理を気を付けてください。
さて、今回は震災時の家族との約束・・・考えておられますか?。
夫婦共働きや昼間はご家族バラバラの状態の方も多いと思います。
もし仕事をお互いにしている時、震災が起きたら相方の安否が気になりますよね。
ご家族の安否確認しますよね?。
たぶん携帯電話は繋がらなくなり連絡もろくにできなくなる。
家庭電話は繋がる可能性も少しは残っているでしょう。
電話がダメならLINEやメールといった手もあります。
前回311の東日本大震災時には携帯電話は直ぐに繋がらなくなりましたが
LINEは繋がっていました。
メールもなんとつながった。
私の家族との約束は安否確認の為、電話がダメならすぐにLINEやメールで無事なのか、居場所は何処か、安全確保はできているのかを連絡する事を約束しています。
また、助けが必要な場合、どのようにして助けに行くのか?、シュミレーションしておく。
警察、消防、自衛隊に連絡して助けを求めるのはセオリーとしてあたりまえですが
同じような助けが殺到すれば優先順位をつけられていつに助けが来るのかもわからない状況に陥ると思います。まず当てにはしない方が良いと思います。ただ、無駄だとわかっていても連絡は必ずした方が良いと思っています。
そんな事から少しでも希望を持ち自ら助けに行ける多少の瓦礫でも走れる4WD車両、オフロードバイクを所有している人もいます。
私も4WD車両を購入したのはそんな事を考えてです。
本来であれば車高の低いスーパーカーの様な車が好みです(笑)。
一般車であれば多少の崖崩れや土砂が道路に流れ込めばスタックする事はわかっています。4WDであればスコップや雨戸、倒木があればそれらを利用して超えられる可能性も数パーセント上がります。
311の時、妻が東京で動けなくなり迎えに行くことになりました。
夜は冷え込みもありまだ何が起こるか見当もつかない。
そのころの車両はたまたま4WD。
車に乗り込み『こいつならいけそうな気がする』そう思いながら裏道を使い東京まで5時間かけて行きました。

想像図(笑)


途中何があっても困らぬように斧と鋸切り、折り畳み式の万能スコップ、ロープ、カラビナ、シングルバーナー、水、カップ麺、なぜか缶ビールまで・・・なぜバックに入れたのかはいまだに謎です。
途中、横浜の鶴見の路地裏あたりでブロック塀が道路側に倒れて先に行けない狭い道がありましたが難なく乗り越えて行けました。『大通りに出て渋滞の中を時間をかけて走った方が良いのか?』とも思いましたが裏道を走り続けました。道路沿いの物置が倒れて屋根が道路に倒れこんでいる現場にぶつかりました。引き返してきた乗用車が『この先は通れない・・・いやお宅の車なら行けるかな』と情報をくれました。先に進むと確かに屋根が道路に倒れこみ通せんぼしている。家主の人が家から出てきて申し訳なさそうに頭を下げている。『乗り越えても良いですか?』と聞くと『どうぞどうぞ』との返事。右車輪をゆっくりと屋根に乗せて進む。バキバキバキ!っという音がする。車は30度ぐらい傾きながら進む。この先どうなる事やらと思いながら進む。そんな事をしながら到着した時は朝日が昇ってきていました。
妻を車に乗せ帰宅は国道1号線を南下。
横浜の三ツ沢町でコンビニに入り残り少ないおにぎりを購入し家まで帰ったのを覚えています。
いつ何時、何が起きるかわかりません。
家族との震災時の約束、もう一度ご確認を。

想像図です・・・この写真はフィクションです

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