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秋野不矩美術館

ライフスタイル

田中 啓之

2026.01.31

先日、静岡県浜松市天竜区にある浜松市秋野不矩(あきの ふく)美術館に行ってきました。

この美術館は、地元出身の日本画家・秋野不矩氏の作品を展示する、非常にユニークな美術館です。

単なる展示施設にとどまらず、建物そのものが一つの芸術作品として高く評価されています。

この美術館の最大の特徴は、靴を脱いで入館することです。

第1展示室は「籐(とう)ござ」、第2展示室は「大理石」が床に敷き詰められており、足の裏から伝わる自然素材の感触を楽しみながら鑑賞できます。

床に直接座り込んで作品を眺めることもでき、アトリエのようなリラックスした雰囲気で絵画と向き合えます。

設計は、建築界の異才、藤森照信(ふじもり てるのぶ)氏によるものです。

外壁には地元産の天竜杉やわら入りのモルタル、屋根には鉄平石が使われており、まるでジブリの世界に出てくるような、懐かしくもモダンな外観をしています。

柱や梁にはあえて粗削りな木材が使われており、精密な近代建築とは一線を画す「人間味」を感じさせる造りです。

ここは、外部も内部も不思議な落ち着きを感じ、ゆったりとした時間を過ごせました。

そして、帰ろうかと外に出たとき

見事な二重の虹が出ていて、なんだか、得した気分でした。

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