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【第三弾 建築放浪旅(兵庫・名古屋)】
ライフスタイル
こんにちは、第一建築事業部の尾見です。
前回に引き続き、「建築放浪の旅」第三弾をお届けいたします。
初日は群馬・新潟を巡り、翌日は石川県・金沢、岐阜県・多治見へ。
三日目から五日目にかけては、京都府、兵庫県、愛知県と、建築をきっかけに西から東へと旅をしてきました。
今回はその中から、兵庫県・淡路島と神戸で出会った、印象に残る建築をご紹介します。
京都については神社仏閣巡りが中心となりましたので、今回は割愛いたします。

■ 兵庫県(淡路・神戸)
【淡路夢舞台】|安藤忠雄
建築家紹介|安藤忠雄
独学で建築を学び、国内外で高く評価されている日本を代表する建築家です。
コンクリートの建築でありながら、光や風、水といった自然を巧みに取り込み、訪れる人の感覚に強く訴えかける空間づくりを得意としています。
淡路夢舞台は、山の斜面という自然の地形を活かしてつくられた、大規模な建築群です。
階段やテラス、水盤が繰り返し現れ、歩いているうちに景色が少しずつ変化していきます。
建築の中を移動すること自体が、自然を感じる体験になる場所だと感じました。



【風の協会】|安藤忠雄
淡路島の自然の中に静かに佇む、小さな建築です。
水面に映る光や、周囲を吹き抜ける風の気配が、コンクリートの空間にやわらかさを与えています。
とてもシンプルな構成ですが、静かに過ごしていると、
音や光、空気の動きが自然と意識に入ってくる、不思議な心地よさがあります。
「何もない」ことの豊かさを感じさせてくれる場所でした。


【兵庫県立美術館】|安藤忠雄
海に面して建つ、美術館としても街のランドマークとしても印象的な建築です。
展示室だけでなく、外の通路や階段、テラスなども含めて、建築全体を楽しめるつくりになっています。
歩きながら景色や空間の変化を感じられるため、
「鑑賞する」というよりも「体験する美術館」という印象を受けました。
訪れるたびに、新しい発見がある建築です。



【六甲枝垂れ】|三分一博志
建築家紹介|三分一博志
風や光、気温といった自然環境を丁寧に読み取り、それを建築の形に反映させる建築家です。
建築そのものが、自然を感じ取るための装置のような役割を果たしています。
六甲枝垂れは、六甲山の山頂に近い場所に建つ展望施設です。
風が抜け、光が差し込み、時間帯や季節によって表情が変わります。
建物が自然の中に「ある」というより、自然の一部として存在しているように感じられました。


【ヨドコウ迎賓館(旧山邑家住宅)】|フランク・ロイド・ライト
建築家紹介|フランク・ロイド・ライト
20世紀を代表するアメリカの建築家で、「自然と調和する建築」を大切にしていました。
日本とも縁が深く、その考え方は今の建築にも大きな影響を与えています。
この住宅は、日本の風土に合わせて設計されたライトの代表作のひとつです。
低く伸びる水平ラインや、素材の使い方、空間のつながり方など、
今見ても新しさを感じる工夫が随所に見られます。
長い年月を経てもなお、多くのことを教えてくれる建築です。





今回巡った兵庫の建築はいずれも、
「その土地とどう向き合うか」「自然とどう関わるか」
というテーマを、それぞれの形で表現しているように感じました。
建築は、建物そのものだけで完結するものではなく、
風景や環境、人の動きと重なり合うことで、より豊かなものになります。
そんなことを、改めて実感した旅でした。
次回は、愛知・名古屋編をご紹介する予定です。
引き続き、お付き合いいただければ幸いです。
