スタッフブログ

「東京・・・公園さんぽ」

スタッフの日常

柳本 正雄

2023.07.30

夏。

本番。

ですね。。。

最近、ジョギングをさぼっている・・・

プロジェクトマネージャーの柳本です。



先月、「東京国立近代美術館」へ「ガウディとサグラダ・ファミリア展」を

観に行った。(6月30日のブログ)

そのあと、「北の丸公園」を数十年ぶりに散策。

昭和天皇の還暦を記念して、昭和44年(1969年)に開園した「北の丸公園」。

戦後、建物を取り壊し、新しく造営された「森」だ。


自然の森のような雰囲気のなか「科学技術館」の前を通り、

「日本武道館」へ・・・

ちょうど全日本学生柔道の大会が行われており、ごっつい学生がたくさんいた。。。


重要文化財で、寛永13年(1636年)に建てられたと言われている

「旧江戸城田安門」をくぐり、千鳥ヶ淵を横目に「靖国神社」をスルーし

2022年10月に開業したばかりの「九段会館テラス」へ向かう。

どうしても立ち寄ってみたかった場所だ。


登録有形文化財である「旧九段会館」を一部保存・復原した複合施設。

保存した部分は免震構造、新築した部分は制振構造として

60年はもつと言われる耐震性能を確保しているらしい。

地下3階+地上17階建て、高さは約75m

「健康」と「安心・安全」をテーマとした「次世代型のオフィスビル」とのこと。

「旧九段会館」は、昭和天皇の即位の礼を記念する事業で、

昭和9年(1934年)に建設された。

今から、さかのぼること20数年前・・・

都内の設計事務所に勤めていた頃だった。

旧九段会館に度々連れてきてもらったことがある。

そこは、シャンソンを聴くことができるBAR。

記憶がよみがえる・・・。(笑)



新しく生まれ変わった「旧九段会館」改め「九段会館テラス」。

建物の中に入ると保存部分と新築部分の境目がわからないほど

レトロモダンのデザインで、新旧がうまく融合している。


保存と復原には、手間と時間と費用がかかる。

外壁に使用されている「スクラッチタイル」(神奈川県庁本庁舎と同じ外壁タイル)は、

すべて点検し、5万4000本のピン止めを行ったそうだ。

正面玄関ホールでは、創建当時の床・壁の大理石を再利用し、

それ以外の部分は、創建時の素材に近い建材を使用したという。

玄関ホールに使用されていたブロンズ製扉は、4枚構成で

1枚当たり250キロ。

同仕様で製作すると数千万円の費用がかかるとのことで

腐食部分の復元を試行錯誤しながら3年をかけたそう。

再製作が不可能な部分もあり、職人の技術と工夫の結果で、レトロな雰囲気を残しながら、

内部は最新設備のオフィスやクリニックモール、シェアオフィスにコワーキングスペースなど

新しいワークスタイルの提案や歴史、環境を感じられるようになっている。

緑を感じながら働くことができる屋上庭園には、ラウンジが併設され、

庭園内には、健康家具として「ストレッチチェア」や「姿勢改善チェア」なるものが設置されている。



なるほど、次世代型のワークスタイルってことか。。。




この「九段会館テラス」の“テラス”には、

北の丸公園の緑を借景する「テラス」と

旧九段会館を再度「照らす」という意味が込められているそうだ。。。


なんとも、洒落てるね。。。。

Category

アーカイブ