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シチュエーション別 災害が起きた時の行動 | 防災の日 | 地震 | 災害
一戸建て
今日は防災の日です。災害大国日本で過ごすうえで、事前の災害対策や、実際に災害が発生した時の行動は知っておくべきでしょう。
今回はいざ災害が起こった時に取るべき行動について、シチュエーション別にご紹介します。
事前の対策についても紹介しておりますので、ぜひ最後までお読みください。
目次
- 1.日ごろの備え
- 2.家にいる時
- 3.職場にいる時
- 4.通勤中・帰宅中・外出中
- 5.まとめ
1.日ごろの備え
いざという時に身の安全を確保するために、家族の安全を確保するために日ごろから備えをしておきましょう。
1-1.防災タイムラインをつくろう
防災タイムラインとは「災害の発生を前提に、防災関係機関が連携して災害時に発生する状況を予め想定し共有した上で、「いつ」、「誰が」、「何をするか」に着目して、防災行動とその実施主体を時系列で整理した計画」です。この概念は行政主軸のものですが、個人単位でも作成することが可能です。
Yahoo!が提供している「Yahoo!防災アプリ」で簡単に作ることができます。
このアプリでは
- 自宅周辺の想定危険度のチェック
- 警戒レベルによってどう行動を起こすかの確認
- 備蓄品の量を計算
- 緊急連絡先をまとめる
- 避難所の確認
- その他、災害時に確認したいこと
等、災害に役立つ機能がまとまっています。
普段からこれらの確認を行っておくことで、いざという時に迷わず行動をとることが可能です。
1-2.備蓄品の確保を行おう
地震が発生し、ライフラインがすべてストップしてしまうことを想定して備蓄品を用意しておきましょう。
市販されている「防災グッズセット」を購入しておくだけでも良いですが、各々のライフスタイルに合ったものをカスタマイズして買い足すことをおすすめします。
例えば、赤ちゃんがいる家庭では離乳食やミルクを作るためのお水、おむつも多めに用意します。
女性では生理用品、目が悪い人はメガネ、ペットがいるご家庭はドッグフード等です。
一日のライフスタイルで「どんなもの、設備を使っているのか」を書き出して、絶対ないといけないものを備蓄品として確保しましょう。
1-3.家族同士の連絡方法を確認しておこう
いつでも、全員いるわけではないので災害が起こった時にどのような行動をとるのかを確認しておきましょう。
災害用伝言ダイヤル(171)やLINEで安否確認を発信できるサービスがあります。
電話は繋がりにくくなるため、避けるのがベター。通常より繋がりにくい状況に加え、本当につながらないといけない119(消防車等)に繋がりにくくなり、救助に時間がかかってしまいます。
1-4.家の中のものが「けがの原因」にならないようにしよう
家の中で地震が発生した場合、いろんな家具や家電があなたを傷つける可能性があります。
棚は壁に固定する、食器棚から食器が飛び出ないようにロックをかける、火元に近くに燃えやすいものを置かない等のすぐにできる対策から、耐震・免震・制震構造の家にする、割れにくい窓ガラスにするといった建築やリフォームで対策ができるものまで様々です。まったく傷つかない家にすることには限界がありますが、できるだけ被害を最小限にできるようにしましょう。
2.家にいる時
①まずは身の安全を確保
揺れを感じたら、何より自身の身の安全を確保してください。本震(大きな揺れ)が来るまでに余裕がある場合は玄関に避難することをおすすめします。玄関は柱が多いことが多く、家の中でも比較的丈夫なつくりになっているからです。
余裕がない場合は、机の下などにもぐり、しゃがんで頭を抱え込む姿勢で揺れが収まるのを待ちます。
お子様には「カメ」や「だんごむし」のポーズというと伝わりやすいです。
②身の安全を確保しながら、避難路を確保
揺れが収まったら避難路を確保しましょう。いきなり物が落ちてきたりするので、クッションなどで頭を守りながら動きます。ドアを開けたり、状況確認を行います。
③火元を消す
火災による2次災害を防ぐために、ガスコンロの元栓を閉めます。都市ガスは揺れを検知するとマイコンメーターが自動で止まるようになっていることが多いです。
④状況次第では避難所へ
自宅にとどまっていることが危険だと判断した場合、避難所へ向かいます。その時は防災バッグや避難所で過ごすときにないとまずいものをピックアップしてバッグに詰めます。
絶対にやってはいけないこと
- ライター等で火をつけない(ガスに引火して爆発するかもしれません)
- ブレーカーを上げない(通電火災の危険性があります)
- 家電のスイッチを入れない(通電火災の危険性があります)
- エレベーターを使わない(閉じ込められる可能性があります)
- むやみに電話を使わない(回線がパンクします)
- はだし、靴下で歩き回らない(ガラスなどでけがをする可能性があります)
- 救出活動は1人では行わない(自身もケガをする可能性があります)
- 非難に車を使わない(緊急車両の妨げになります)
3.職場にいる時
会社に備えておくといいもの
・寝泊りセット
帰宅ができない状況になった場合に備えて、会社に泊まれるようなアイテムをそろえましょう
動きやすい服、下着、歯ブラシ、ウェットシート、ブランケットなどがあると安心です。
・スニーカー、リュック、レインコート
徒歩で帰宅することに備えて、長距離を歩きとおせる備えをしましょう。
地震がおこったら
①まずは身の安全を確保
デスクの下にもぐり、身の安全を確保します。窓ガラスが割れることがあるため、窓から離れます。棚やロッカー、コピー機などが倒れてくることがあるため、これらからも離れます。
②高層階にいる時は階段を使う
地震発生時、基本的にエレベーターは止まります。避難する場合は階段を使って避難しましょう
③無理に帰宅しない
場合によっては公共交通機関がストップします。タクシー等も道路の被害状況によっては動かせない場合も。徒歩での帰宅も不可能ではありませんが、道路の被害状況や時間帯、季節によっては過酷な環境になり、けが等をしてしまう可能性があります。家族の安否が確認できた場合は、会社にとどまり状況が整うのを待つ判断も必要です。
4.通勤中・帰宅中・外出中
常に持ち歩いていた方がよいもの
・スマホ
災害時において、情報はなくてはならないもの。特に外出中は状況把握に時間がかかりがちです。
スマホの中には
- ラジオアプリ
- 防災情報アプリ
- 帰宅支援マップ(デフォルトの地図アプリに自宅を登録しておくのも〇)
- ハザードマップ
- 家族・ペットの写真
を入れておきましょう。
・モバイルバッテリー
スマホの次に持っておきたいのがバッテリー。性能としては「少なくとも1回分フル充電できる容量」「軽くてコンパクトなもの」「ケーブルが一体になっているもの」がベターです。
・ハンカチ、ティッシュ、ばんそうこう
けがをしたときや、火災が発生して煙を防がないといけない時に使います。
・身分証
万が一けがをして搬送されたときや、身分を証明する必要がある時に使います。
地震がおこったら
①屋外を歩いているとき
窓ガラスや外壁が落ちてきます。カバンなどで頭を守り、できるだけ建物から離れます
②海の近く
津波の危険性があります。警報や避難の指示を待たず、すぐに高台や頑丈なビルの上層階に避難してください。これら緑色のマークがあるところを目指しましょう。(すぐに見つからない時はとにかく高いところへ行きます)
③電車の中
電車は揺れを感知したら緊急停止します。手すり、吊革につかまり、できるだけ低い姿勢を取ってカバンなどで頭を守ってください。
④車の中
急ブレーキは危険です。前後の車に注意しながらゆっくりと道路の左側に停止しましょう。エンジンを切り、揺れがおさまるまでは車から出ないでください。
⑤エレベーターの中
すべての階のボタンを押し、最初に止まった階で降りて階段で避難します。もし閉じ込められてしまった場合は非常呼び出しボタンを押して外部に連絡します。