スタッフブログ
富士吉田(下吉田)の町開発
スタッフの日常
こんにちは。管理部のよしむらです。
今年は夏が長引いた結果寒暖差が激しくなり、木々が勘違いをして紅葉する前に落葉してしまっているそうですね。
朱く紅葉に染まった山や、黄色く変わった銀杏を楽しみに熱海や山梨に行こうと思っていましたので残念に思いつつ、夏のあの暑さがなくなったことには嬉しく思いつつ。
なんか複雑です。
そんな夏終わりに、山梨に行ってきました!
精進湖の近くにお気に入りの温泉宿がありまして、そこへ行くために車で山梨へ🚙
日帰りではあったものの豊かな緑と温泉を楽しんだんですが、
精進湖へ行く前に普段は寄れないところへ寄ろう!と富士吉田へ訪れました。
富士吉田に立ち寄った時間はたった2時間程度。
それでも1か月ほどたった今でも鮮明におもいだせるほど印象深い時間でした。
下調べもなくふらっと訪れたので、何も知らない状態で車を停めスタート。
Instagramで発見したカフェへ行き、富士見でSNSで話題となった交差点を歩き、雑貨屋へ入り、そして町を少しぶらつく。
おこなったのはたったこれだけです。
富士吉田が印象深くなっている理由は、間違いなく”カフェの店員さんの語り”でした。
やや年上に見えるタトゥーの入ったお兄さん。最初の印象はちょっと関わりづらそう。
オーダーをレジで聞いてくれる時に特別なにかを話すでもなく、この時点では見た目の印象以外には記憶に残すものはありませんでした。
(かなり失礼な表現になっちゃいましたが、一カフェの店員さんですから印象に残るも何もって感じですが!)
https://fabcafe.com/jp/fuji/
上手くはめ込めませんでしたので、立ち寄ったカフェのリンクを…
立ち寄ったカフェは店内に雑貨を展示しているタイプのカフェで、展示されていたのはコップなどの焼き物、金のアクセサリー、そしてカフェにはあまり置いていない織物。
不思議だなぁと眺めていた時に、ちょっと怖そうだと感じていたタトゥーのお兄さんが後ろから話しかけてくれたんです。
そして聞けたのは、なんで織物がこのカフェに展示されているのか。
もともと富士吉田の町は織物で栄えた街で、スーツの裏地などを多く作っていたそう。
ただ高齢化が進み、町から出ていく若者も増えてしまい産業も荒んでいってしまったそうなんです。
近年、町興しの中で織物を再興させようとしたり、”富士信仰”のある町としての観光協会を立ち上げたり。たまたま立ち寄ったカフェも町興しの一環という側面があったそうです。
そんな地元愛の溢れる語りをしてくれました。
語れるっていう凄さ。
それを地元で育った若者が行っているという凄さ。
町興しを担っているという凄さ。
たまたまドライブで立ち寄り、たまたまカフェのタトゥーのお兄さんと話し、たまたまぶらついた富士吉田という町。
必ずもう何度も行きますし、そのたびに発見する町と人の魅力に今からワクワクするとともに、
この町興しが成功・各地に広がる未来が来てほしい、その一助になにかなれないかなと感じた日になりました。
みなさんもぜひ一度、富士吉田に立ち寄ってみてください。