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【上棟式!】

一戸建て

尾見 和敬

2024.10.27

こんにちは、アーキテクト事業部の尾見です。

先日、新築住宅建築中の建物で、『上棟式』が執り行われました!
住宅建築の際には、主にセレモニー的な行事が3回ほど、➀地鎮祭 ②上棟式 ③竣工式(引渡)となります。
竣工式は引渡しの際の催しになりますので、必ずどんなプロジェクトであっても行われる催事ですが、後の二つ、地鎮祭・上棟式は、お施主様のご都合や、考え方によって催事を行うか否かとなります。

そんな中、お施主様のご好意によりこの度、半年ぶりに上棟式を執り行うこととなりました!!(^▽^)/

棟上げ・建前とはそもそもなんなのか!?
木造住宅の工事では、基礎工事の後に構造材(土台、柱、梁、桁、棟など)を組んでいく作業になります。最後に屋根の上部に木材を架け、柱・梁・屋根といった家の骨組みになる部分の工程が完了します。この最後に組む木材が「棟木(むなぎ)」と呼ばれているため、骨組みを最後まで作りあげることを『棟上げ(むねあげ)』と呼び、又は、『建前(たてまえ)』や『上棟(じょうとう)』とも呼びます。

上棟式とは、建物家屋の守神と大工の神を祀って、棟上げを無事に終えられたことに感謝をし、工事の安全を祈る儀式です。守神に感謝すると同時に、お施主様より建築現場に携わる職人さんなど関係者と料理やお酒を交わしながら、コミュニケーションをはかる場としたり、労をねぎらう場として執り行っております。

イベントごとが何かと好きな私にとって、この上棟式は住宅建築の最中に行われる数少ないイベントの一つです。

今回のお施主様とは、今年の1月下旬に初めてお会いさせて頂き、今日に至ります。
ここまで本当に楽しく、良い関係を継続させて頂き、ようやく建物が形になってき、ここからが弊社の見せどころです! 弊社自慢の金澤親方(棟梁)を筆頭に、チーム一丸となって思いを形にしていきます!!
2025年2月下旬完成予定! 待ち遠しいです!!👍

【本音と建前】この語源(所説ありますが・・)知っていますか?よかったら参考までに
昔、とても高名な棟梁がいました。その棟梁が明日が建前という前の晩になって、自分のミスに気づきます。玄関の柱を短く刻んでしまって、どう考えても直せない。棟梁は、自分 の未熟さに死のうと考えます。それを見た棟梁の奥さんが、自分が代わりに死んでも良いとまで思い、棟梁に酒を飲ませて寝かしつけ、寝ないで考えたのが、枡(マス)を使って補修する方法でした。翌朝目覚めた棟梁は、奥さんの差し出した枡を受け取ると、「わかった!」と言い、柱の足りない分を補い、事なきを得たのです。ところ が、自分の恥が表に出るのを恐れた棟梁は、自分の表向きの見栄や意地のために、奥さんを殺してしまいました。殺してから棟梁は、自分の犯した罪を悔い、未来永劫、弔うと心に誓い女 の七つ道具(口紅・鏡・櫛・かんざし・おしろい・こうがい・かつら)を棟の上に飾って供養したと言うのが始まりで、建前の儀式となったそうです。「タテマエ」にこだわるあまり妻を殺してしまった男の見栄や意地に、 「ホンネ」で応じた女の悲話が「本音と建前」の語源となったと言われています。

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