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『 次世代の水蓄熱システム 』~アクアレイヤー~
一戸建て
こんにちは、アーキテクト事業部の尾見です。
毎年恒例ではありますが、「本当に1年経つの早いですね」気づけばもう12月。 変わらずの一年だった方、大ききな変化のあった方、十人十色な一年だったではないでしょうか。 私は、仕事の上では部署メンバーの増員や、プライベートでは自身の引っ越しなど意外と大きな変化のあった2024年でした!何はともあれ健康に過ごせた事にまずは感謝です!
変化といえば、住宅業界の中でも感じる変化がありました。
快適な住空間(空気環境・暑さ寒さ・明るさ・室内の意匠性・防音性・耐震性)これら複数の要素が組み合わさって実現できるこの環境。中でも適切な温熱環境は健康にも直接影響するという事もあり、様々な工法、技術の変化を感じています。
数年前より開発され存在はしっていた「次世代の水蓄熱システム ~アクアレイヤー~」
水蓄熱??? 簡単に言うと、床下に設置した熱源(エアコン、ヒーターなど)から送られた熱が床下に敷き詰められたアクアレイヤー(水パック)を暖めると共にコンクリートスラブも暖め床下全体で蓄熱し室内を快適な温度に保つ仕組みです。
蓄熱した熱はゆっくりと放出され住空間全体を暖めるので熱源は常にオンである必要がなく最低限の運転で快適な室温を保ってくれます。太陽の恵みで蓄熱した熱をゆっくりと放熱しすることで日没後も買電、買ガスをすることなく長時間快適な室温を保ち、且つ太陽光は窓から入り直接床のアクアレイヤー(水パック)を暖めると共に、ソーラーパネルを設置すれば熱源の電源として使用できます。また太陽光パネルの設置を両立すると太陽光パネルが熱源にもなってくれます。
文字で記述するとなんのこっちゃ??と思われるかと思いますので、アクアレイヤーをもっと知って頂くために参照できるURL貼り付けしておきます!! https://izena.co.jp/ 株式会社イゼナ
なぜ今回このアクアレイヤーをと思われるかもしれませんが、何と現在進行中(建築中)のプロジェクト(片瀬PJ)においてこのアクアレイヤーの水蓄熱のシステムを採用し施工させて頂いているのです。
このアクアレイヤーを採用した他の住宅などはなんどか見学し、水蓄熱の快適空間を経験したこともあったので、今回施工に携われる事すごく楽しみでした。
現在はようやく水パックが敷き詰められ、これから床の仕上材を敷き詰めていく工程です。
完成し、快適な住空間を味わえるのが待ち遠しいです。
全館空調などとはちがって、無駄になるダクトスペースなども不要、ランニングコストも抑えられ住まい手に、建築的にも、地球的にもやさしいアクアレイヤーのシステムでした。
ご興味ございましたらいつでもお声がけください!!
上記はアクアレイヤーの構造イメージになります!太陽光りようすると一石二鳥ですね。
水パックに水を注入し敷き詰めている状態。
水パック一つ一つに万一水漏れなどしてしまったときにどこの位置かわかるようセンサーがついています!