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【建築探訪・第四弾&第五弾】軽井沢弾丸ツアー!千住博美術館&石の教会を巡る

ライフスタイル

尾見 和敬

2025.05.12

こんにちは、第一建築事業部の尾見です!

今回は、思い立って軽井沢まで日帰りで行ってきました!
お昼に神奈川を出発して、夜の8時には帰宅するというまさに“弾丸ツアー”。
そんな限られた時間の中でも、見応えのある2つの建築を訪れることができたのでご紹介します。


【第四弾】軽井沢千住博美術館

設計:西沢立衛建築設計事務所(建築家:西沢 立衛 氏)

まず訪れたのは、「軽井沢千住博美術館」。
日本画家・千住博氏の作品を展示するこの美術館は、2011年にオープンしました。

設計を手掛けたのは、世界的建築家・西沢立衛氏
彼は、金沢21世紀美術館、豊島美術館、ROLEXラーニングセンター(スイス)などを手がけ、軽やかで透明感のあるデザインと自然との調和を大切にしていることで知られています。

この美術館も例に漏れず、建物全体が緩やかな曲線とガラス張りで構成されており、自然光がやさしく差し込む、開放感あふれる空間が印象的でした。
地形を活かした設計で、内部にいながらも外の自然を感じることができる点がとても魅力的です。

また、美術館内には建築家・安井秀夫氏が設計監理したアトリエミュージアムショップや、軽井沢の老舗ベーカリー「ブランジェ浅野屋」も併設されていて、鑑賞後のひとときにもぴったりの場所でした。


【第五弾】石の教会 内村鑑三記念堂

設計:ケンドリック・バングス・ケロッグ氏

続いて向かったのは、「石の教会 内村鑑三記念堂」。
ここも以前訪れたことがあるのですが、改めてその魅力を再確認したく再訪しました。

この教会は、1988年にキリスト教思想家・内村鑑三の精神を体現する場として建てられました。
設計はアメリカ人建築家、ケンドリック・バングス・ケロッグ氏によるもの。
彼の設計は「オーガニック建築」と呼ばれ、自然と建築の一体化を目指したデザインが特徴です。

この教会でも、石とガラスのアーチが交互に重なり合う構造が非常に印象的で、石が“男性性”、ガラスが“女性性”を象徴しているとされています。
内部には軽井沢産の石を積み上げた壁、そして水が流れる滝があり、まるで自然の中にいるかのような感覚になります。

教会は南向きに設計されており、常に自然光が優しく差し込む静謐な空間。
心がスッと落ち着くような、特別な時間を過ごすことができました。


建築に癒されるということ

私は、美術館や教会といった“静けさ”や“祈り”の空気をまとった建築に特に惹かれます。
慌ただしい日常から一歩離れて、心が整っていくような——そんな建築の力を、改めて感じた一日でした。

弾丸ツアーではありましたが、大きなインスピレーションと癒しを得られました。
皆さんも、ぜひ一度訪れてみてください!

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