スタッフブログ

ウクライナのことと家づくり

2022.04.15

こんにちは、スターホーム広報室の佐藤です。

最近海の向こう側、ウクライナでの痛ましいニュースが連日のように入ってきています。

流れてくるニュースや映像をみて、「これは本当に現代で起こっている出来事なのか…と心が痛むばかりです…。

そんな海の向こうでの出来事は私たちの身近にも少しずつ影響が出始めています。


影響その1 小麦製品の価格高騰

ウクライナは世界有数の小麦の産地でもあり、小麦の輸出量は世界第5位となっています。

日本はウクライナからの小麦輸入は多くはないので直接的な影響は受けにくいと考えられています。

しかし、ウクライナへ侵攻を続けているロシアが世界有数の「穀物肥料輸出国」ということがあり、その影響で世界的に穀物の生産量が減少、間接的に日本にも影響が及ぶのではないかと危惧されています。


影響その2 家電などの価格高騰、輸入遅延

家電などに使われる半導体。ウクライナはその生産主要国の1つでもあります。

輸入が滞っている今、家電や自動車の製造が追いつかない(新車購入に1年待ち、という話は最近よく耳にするのではないでしょうか)、価格が上がる、故障して修理をお願いしたくても何か月も待つことになる、等私たちの日常生活に多くの支障をきたしています。

新築施工においても、ビルトインの食洗器が来ない、輸入系家電の設置が遅れるなど大きな影響を受けています。


影響その3 建築資材高騰で建物費用が上がる

昨年話題になった「ウッドショック」が再来する可能性が高くなってきました。

ロシアから日本への木材輸出量は全体の14%で、ロシアから輸入した木材を使って家を作る会社さんであればかなりの大打撃でしょう。

しかし、そうでない場合(アメリカなどからの輸入)も大きな打撃を受けると考えられています。

確かに、日本においてはロシアからの木材輸入量は多い方ではありませんが、外国に目を向けてみるとロシアはアメリカに対して第2位の木材輸出国になっています。

そんなロシアからの木材の輸入が滞っているアメリカでは、入ってこない分は自国で共有しなくてはなりません。

その影響でアメリカからの木材輸出量が減り、日本に入ってくる頃には価格が高騰した状態になっているということです。

その影響はとても強く、注文住宅の坪単価が上がっており、普通の住宅の坪単価がウッドショック前の別荘と同じくらいになっている事例もあるほどです。

木材の輸入輸出関係


これからおうちづくりを検討される方へ

今起こっている様々なものの価格高騰はいつまで続くかはわかりません。
いま、おうちづくりを検討されている方に考えておいてほしいことは、「希望通りの時期に入居ができるように余裕を持った計画を立てる」「今考えている予算よりももっとお金がかかるかもしれないと想定しておく」の2点です。
早くこの痛ましい出来事が収束してくれることを祈るばかりです。

参考サイト
・https://mbp-japan.com/tokushima/yamashirojisho/column/5108438/
・https://www.yurusaretakodomotachi.com/ukuraina-japan/
・https://newswitch.jp/p/31377

Category

アーカイブ