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一歩上行く葉山の楽しみ方〜山編〜

シーカヤック、サップ、サーフィン、スキューバーダイビング、ウインドサーフィン、ヨット、
湘南では殆どの海のスポーツが行われています。海を中心に町が動き共に生きているんだという事が実感できます。

暇な時間があれば海に行き、飲みたくなればビール片手に海に行き、嬉しい事があれば海に行き、海を見飽きれば山もある。
三浦アルプスに登り江の島を見て『湘南に越して良かった・・・』そう思い祝福の時を感じる。


『湘南に住んでるんですか?服装も海って感じですね』そう言われたことがある。
確かに、そう言われると湘南の色に染まった服装なのかな。


顔を見れば日に焼けて、足はビーサンのハナオの跡が白く残っている。
夏はTシャツにジーパン、冬は淡色のトレーナーにジーパン、足はいつでもビーサン。

町には洒落た店が多い。夕方に手作りのビールを飲みながら地元民と海の話。
はたまた葉山芸術祭の話。


地元のどこどこにフライの美味しい店ができたとか、あそこの店のガーリックシュリンプは美味しいとか情報交換の楽しい場所になる。

古い店に行けばオーナーの話。
これがまた話を聞いているだけで1時間、2時間と時がたつのが早い。


自分の住む町の昔の風景を想像しながら話を聞くと1本のドラマがそこに出来上がる。
帰り道に話を思い出しながら歩くと昔の情景が見えるような気がする。

浴衣を着た品のある女性が窓に腰かけ扇子を仰ぎながら海の上を飾る花火を眺め、風に揺れる風鈴から涼し気な音がする。


葉山の夏物語。そんな町に住んでいる感動がそこにはある。

知る人ぞ知る「三浦アルプス」の魅力

三浦半島には海も有名ですが、登山家の間では山も有名なのです。


三浦半島には『三浦アルプス』と言われる山があります。
実際は山の名前ではないのですが三浦半島の中心を山がアルプスの様に連なっています。
この山は色々なところからアプローチできるのです。標高は100mを少し超えるぐらいです。


例えばスタートを仙元山とするとハイキングコース沿いを歩き元に戻るには6時間山の中を歩くコースになります。


しかしながら途中疲れれば下山も可能です。途中山の上から見る海の景色は綺麗です。
もちろん山の中に入れば登山を満喫できます。この三浦アルプスはアップダウンがあり甘く見てかかると痛い目にあいます。

必ず装備を確りと揃えて望まなければなりません。
最低でもコンパス、地図、ライト、水分、非常食等が必要になります。

また、見どころも多く、梅園や塚や、ヤマザクラの大木等、ハイキングをしながら楽しむことができます。


多くの野鳥が集まる場所でもあり、野鳥観察の多くの人が週末はパラボラアンテナの様な収音マイクを持って観察されています。
中でも『キンカチョウ』という珍しい鳥の目撃情報もあり、春になると私もお弁当を持って訪れています。

森戸川の源流コースは平らなコースで初心者でも気軽にハイキングが楽しめるコースとなっています。

甘くみてはダメ!三浦アルプス登山

葉山の図書館の二階に三浦アルプスについての地図が販売されています。


また、三浦アルプスに詳しい方がおられますので注意点などを聞くと良いかと思います。
ネットで『三浦アルプス』と検索をかけると地図がプリントあるとできるサイトも探し出すことができます。

YouTubeやネットにも沢山の情報がありますので是非検索してみてください。

三浦アルプスで注意する事は、低山といっても遭難事故や滑落事故が以前に起こっています。


実際に山の中腹から5m程滑落した女性を目撃したことがあります。
幸いにもグループで来られていたので消防に連絡され救助隊が来るという状態でした。


初めての三浦アルプスであれば『森戸川源流コース』で川を見ながらゆっくりと自然を観察しながら歩くのがお勧めです。


また、途中にはベンチも作られているのでお弁当を食べて休憩するのも良いかと思います。
何事もそうですが過信せず登山計画をして挑戦してください。


低山登山と馬鹿にすると必ず怪我をします。
準備運動も欠かさず行い登山またはハイキングしてください。

この記事を書いた人

北澤 和典/KAZUNORI KITAZAWA
スターホーム株式会社
CPF事業部アースフィールド課
元宮大工、葉山の自然を知り尽くすアウトドアマン

Q.湘南に住み始めたきっかけは?
葉山に移住を考える前は横浜の中心と言われる場所に住んでいた。
横浜西口駅から徒歩10分の分譲のマンション暮らし。

買い物は仕事帰りに駅前や地下街で購入でき週末はウインドウショッピングやみなとみらいまで犬と散歩して横浜を満喫していました。


ある時、夜の散歩に犬と出かけたときに前から2人組の酒に酔った男が大きな声をあげ歩いてきた。
犬は怯え私の後ろへと逃げ隠れ擦る様にしていた。

「お前たちはもっと自然が沢山ある静かな町の方が良いんだよね」そう思うようになり、若いころから憧れていた町、スローライフを送るために葉山に移住を考えるようになった。


元々、山での登山、ハイキング、海のスポーツであるシーカヤックやスキューバーダイビングを好んでいたのでなんのためらいもなく引越し場所を決め、マンションも購入時の値段で売れ、すんなりと葉山に自宅を構える事ができた。


Q.湘南に住んでいてよかったこと、好きなところは?
葉山には山があり、海がある。なによりも都会の様な時間の速さを感じる事が無い。
鳥の声、裏山にはリスが走り、町の人も自分の町を愛し自然を大切にして生きていることが手に取る様にわかる。


夏の朝は山からの乾いた気持ちの良い風がふき「ハワイの風と同じだね」そう妻が言った。
葉山の森戸海岸は夏も静かな海でプライベート感を味わえる。

Tシャツにジーパン、ビーチサンダルが似合う町だと思う。
週末はビールを片手に海で夕日を眺めている地元の葉山っこ。
そんなスローな時間が好きになった。


Q.湘南に住んでいてデメリットに感じることはありますか?
葉山は米軍や財界、芸術家の保養地として有名になった。
今でも葉山芸術祭が毎年行われる。品の有る町として昔から住む人は新しい物を好まず昔ながらの葉山の雰囲気を大切にして暮らしている。


葉山に長年住むと昔から住んで居る人の気持ちもわかってくる。
逆に「新参者は簡単に認めない」という様な風習のある地域もある。
先ずは先人の方たちと話をして心を開き、自分を知って頂き認めてもらう事も必要な町でもあると感じています。


Q. 理想の休日の過ごし方を教えてください
朝は4時に起床。野菜ジュースを飲み犬たちと散歩に出かける。
まだ薄暗い静かな町を犬と歩き出す。花の香り、海の潮の香り、山の木々の香りを感じながら心と体をリフレッシュする。


路地裏に入ると芸術家の皆さんの作品が庭先で見られる。
竹を使ってクワガタやカブトムシを作り飾っている家や、タイルを割って床に埋め込んだアート、そんな世界がそこかしこにある。

歩いて10分もすると森戸海岸にでる。誰もいない訳でもない。犬を飼っている人は朝が早い。
日が昇る頃、夏であれば犬と共に海に入り数分泳ぐ。
そのまま砂浜に寝ころんだりする。ここでは砂だらけになっても怒る人はいない。


冬であれば朝早く起きたご褒美として小さな綺麗な桜貝を沢山見つける事ができる。
葉山に住んで20年になるがやっと350MLぐらいの容器がいっぱいになるかな?程の数が溜まった。

帰りは濡れたままだが家に近づくにしたがい砂も落ち、洋服も乾いてくる。

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