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台風・雨に強い家について~立地編~

こんにちは、広報部の佐藤です。
夏が来ましたね。夏といえば皆さん何を連想されるでしょうか?
海、花火、セミ、かき氷…いっぱいありますが、住宅を広報する人間として真っ先に出てこないといけないのは「台風」です。
毎年日本各地に甚大な被害をもたらす台風。濁流に家が飲み込まれる映像も、残念ながら珍しい映像ではなくなりつつあります。い

ろんな思いが詰まったマイホームを、そんな映像のワンパーツにしないために、今回は「台風に強い家」について掘り下げていきたいと思います。

役所に行こう

土地探しをするときは駅がどこにあるかとか、小学校区はどこなのか気になるところですが必ず、検討しているエリアの市区町村の役場に行って「ハザードマップ」をもらいましょう。(防災課やそれに近しい名前の部署にいくともらえます)


ハザードマップを見ると、どのエリアが浸水被害が強いか、川が氾濫したときに何cm浸水する可能性がるのか、液状化現象はどのエリアが発生しやすいのかなどが一目でわかります。

また、役所や土木関係事務所にいくと「土砂災害警戒区域・特別警戒区域」についてもわかります。これらは場合によっては建てる建物にも制限がかかる場合がありますので特に確認が必要です。(土地・建物の売買において、当該地域が土砂災害警戒区域に指定されていたら必ず告知しないといけない義務があります。)

葉山町の津波ハザードマップ

地域の名前が災害の有無を表す?

たまに聞かれる「地域の名前」から過去に水害があったかわかる、という話ですが最近では新しい地名が多く生まれており、災害にちなんだ名前(スカ=水害で浸食されたという意味、蛇=土砂崩れで蛇が湧いて出た等)はなくなってきている現実もあります。中には橋や通りの名前として残っている地域もありますが、それらを過信せず、きちんと知識を持った人に相談するのが確実といえるでしょう

風も見ておこう

基準風速

これは、基準風速と呼ばれるものを図示したものです。基準風速とは建設省(現国土交通省)告示第1454号で定められたもので、その地方における過去の台風の記録(最大風速)に基づき、50年に一度の大型台風を想定し30m/秒~46m/秒までの範囲内において国土交通大臣が定める風速です。
この風速に基づき、建物の風に対する強度を計算します。
神奈川県はレベルで行ったら比較的下の方ですがVo34というのは固定不十分な金属屋根材の剥がれたり、養生不十分な仮設足場が崩れる恐れがある風速です。
ただ、これらの数値も立地条件等に左右されるため、構造計算をしっかり行ってくれる建築士さんに相談してみましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。被害を最小限に食い止めるためにも、まずは可能な限りリスクの小さい場所を選びたいものです。ただ、ここは災害大国日本。絶対に災害に合わない土地はほぼないといえます。そのこともキチンと理解したうえで土地探し、住まい探しをしていきましょう!

スターホームは湘南エリアで50年以上の実績があり、災害時の地理的被害や特徴を知り尽くしているスタッフばかり!是非一度ご相談ください。

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